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ガソリン | ベンゼン | トルエン | アセトン | ピリジン | |
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引火点℃ | -40以下 | -10 | 5 | -20 | 20 |
発火点 | 約300 | 498 | 480 | 465 | 482 |
比重 | 0.65~0.75 | 0.88 | 0.87 | 0.79 | 0.98 |
沸点℃ | 40~220 | 80 | 111 | 57 | 115.5 |
燃焼範囲Vol | 1.4~7.6 | 1.3~7.1 | 1.2~7.1 | 2.15~13.0 | 1.8~12.4 |
蒸気の毒性 | 有毒 | 有毒 | 有毒 | ||
臭気 | あり | ||||
揮発性 | あり(ピリジン) | ||||
水への溶解 | 溶けない | 溶ける | |||
液体色 | 無色透明(自動車用ガソリンはオレンジ色に意図的に着色) |
ガソリン |
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性質 1 炭素数が4~10の炭化水素の混合物です。 2 用途により自動車用ガソリン 工業用ガソリン、航空機用ガソリンに分けられ 自動車用のものはオレンジ色に着色してあります 3 引火点が-40℃以下と、きわめて低い温度でも引火します。 4 蒸気は空気の3~4倍重く 低所に滞留しやすいとされます。 ※ 一般に用いられる灯油や軽油とガソリンを比べた場合、その大きな違いは、引火点はガソリンの方がずつと低く、発火点は逆に灯油や軽油の方が低くなっている点です。 |
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1 沸点が低く揮発しているので、引火しやすい。 2 電気の不良導体であるため 静電気が発生しやすく、詰め替え作業などの際には 注意が必要である。( 発生した静電気が蓄積 → 高電圧化 → 放電 → 火花発生 → 爆発) 3 蒸気を吸入すると頭痛やめまいなどを生じることがあります。 4 ガソリンの貯蔵タンクを修理または 清掃する際には タンク内に残っている可能性蒸気を排出し、また タンク内のガスを置換する場合には 不燃性ガスである窒素などを使用します。 |
ベンゼン(ベンゾール)とトルエン(トルオール) |
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性質 1 ともに芳香族の炭化水素に属する 2 ともに方向臭のある無色透明の液体です。 3 引火点はともに常温より低い(ベンゼンは-10℃です) 4 ベンゼンの方が引火点と沸点が低く揮発性が大きい 5 ともに水には溶けません。ただし アルコールなど 有機溶媒には溶けることが多い。 |
ともに蒸気は有毒ですが、毒性はベンゼンのほうが強いのです。 ※ ちなみに ベンゼンとベンジンは別の物質で、ここで扱っているのは ベンジンではありません。ベンゼン C6H6です。 |
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アセトン <水溶性> |
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性質 1 引火点が低く(-20℃)、沸点も低いので 揮発性が大きく引火しやすい 2 水や有機溶剤(アルコールなど)によく溶けます。 |
ピリジン <水溶性> |
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無色の悪臭のある液体で 水や有機溶剤(アルコールなど)によく溶けます。 |