危険物取扱者試験対策
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危険物取扱者試験

第1石油類
1気圧において引火点が21℃未満のものをいいます
● ちなみに 石油類には 第1石油類から第4石油類まであります。
● ○○石油類は すべて 非水溶性(水に溶けない)の性質をもつものと水溶性(水に溶ける)の性質のものにわけられます。


ガソリンベンゼントルエンアセトンピリジン
引火点℃-40以下-105-2020
発火点約300498480465482
比重0.65~0.750.880.870.790.98
沸点℃40~2208011157115.5
燃焼範囲Vol1.4~7.61.3~7.11.2~7.12.15~13.01.8~12.4
蒸気の毒性
有毒有毒
有毒
臭気あり
揮発性あり(ピリジン)
水への溶解溶けない溶ける
液体色無色透明(自動車用ガソリンはオレンジ色に意図的に着色)


ガソリン
性質
1 炭素数が4~10の炭化水素の混合物です。
2 用途により自動車用ガソリン 工業用ガソリン、航空機用ガソリンに分けられ 自動車用のものはオレンジ色に着色してあります
3 引火点が-40℃以下と、きわめて低い温度でも引火します。
4 蒸気は空気の3~4倍重く 低所に滞留しやすいとされます。
※ 一般に用いられる灯油や軽油とガソリンを比べた場合、その大きな違いは、引火点はガソリンの方がずつと低く、発火点は逆に灯油や軽油の方が低くなっている点です。


危険性
1 沸点が低く揮発しているので、引火しやすい。
2 電気の不良導体であるため 静電気が発生しやすく、詰め替え作業などの際には 注意が必要である。( 発生した静電気が蓄積 → 高電圧化 → 放電 → 火花発生 → 爆発)
3 蒸気を吸入すると頭痛やめまいなどを生じることがあります。
4 ガソリンの貯蔵タンクを修理または 清掃する際には タンク内に残っている可能性蒸気を排出し、また タンク内のガスを置換する場合には 不燃性ガスである窒素などを使用します。


ベンゼン(ベンゾール)とトルエン(トルオール)
性質
1 ともに芳香族の炭化水素に属する
2 ともに方向臭のある無色透明の液体です。
3 引火点はともに常温より低い(ベンゼンは-10℃です)
4 ベンゼンの方が引火点と沸点が低く揮発性が大きい
5 ともに水には溶けません。ただし アルコールなど 有機溶媒には溶けることが多い。

※ 一般に用いられる灯油や軽油とガソリンを比べた場合、その大きな違いは、引火点はガソリンの方がずつと低く、発火点は逆に灯油や軽油の方が低くなっている点です。
危険性

ともに蒸気は有毒ですが、毒性はベンゼンのほうが強いのです。

※ ちなみに ベンゼンとベンジンは別の物質で、ここで扱っているのは ベンジンではありません。ベンゼン C6H6です。

アセトン  <水溶性>
性質
1 引火点が低く(-20℃)、沸点も低いので 揮発性が大きく引火しやすい
2 水や有機溶剤(アルコールなど)によく溶けます。


ピリジン  <水溶性>
無色の悪臭のある液体で 水や有機溶剤(アルコールなど)によく溶けます。


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